浮気や不倫の調査のために、探偵事務所や興信所に依頼される方が増えていますが、調査後には調査報告と共に「浮気調査報告書」が渡されます。
「浮気調査報告書」とは、調査対象者が浮気相手と共にどのような行動を行っていたのか、書面をはじめ、DVDでの動画、録音、画像などを用いて作成されています。
浮気が事実である場合には、その報告書によって言い逃れができない状況となりますので、離婚に踏み切ることや浮気相手と縁を切って夫婦をやり直すきっかけにすることができます。
また、それだけではなく、慰謝料の請求や離婚に応じない場合の裁判などに有効な資料となるのです。
ただ、「浮気調査報告書」には注意点も存在しますので、ここで詳しくご紹介していきましょう。
探偵事務所・興信所による浮気調査報告書とは?
探偵事務所・興信所に浮気や不倫調査を依頼すると、最終的には調査結果を『浮気調査報告書』として報告されます
浮気や不倫を認めさせるために重要なもので、浮気相手との関係を清算させたり、離婚を進めたり、慰謝料を請求するために有利な証拠となるものです。
そのため、あらゆる観点から証拠となるものを集め、報告書としてまとめられているのです。
文章と写真による調査報告書
探偵事務所・興信所は浮気や不倫調査を終了したのちに、調査結果を「調査報告書」として、調査の対象者の行動履歴、浮気相手との行動が詳細に記録されています。
調査対象や浮気相手の行動履歴はとても詳しく記載されており、一緒にいる時間にホテルに出入りしている瞬間やキスをしている画像、出入りした時間なども残されています。
もちろん画像は本人であるとひと目で分かるような、鮮明なものが採用されています。
また、浮気相手の氏名や住所、仕事、関係性などが判明した場合には、その情報も記載されることもあります。
浮気相手との行動を収めたDVD映像
調査報告書には文章や画像での記録になりますが、調査時に捉えた浮気・不倫相手との行動記録をDVD映像でもまとめられ、添付されることになります。
映像は最新機材を活用して撮影しているために、暗い場所であるとしても明るさの調整がなされており、また手ブレなども補正されていますので、見やすいものとなっています。
写真ではなかなか伝わらない現場での生々しい状況も、映像であればしっかりと伝えることができますので有効な証拠であると言えるでしょう。
浮気相手との会話を収めた音声データ
調査において調査対象者に接近できた場合には、浮気相手との会話を録音し、音声データとしてDVD映像のように報告されます。
特に会話の場合には、2人の親密度が客観的に捉えることができることから、調査報告書を補う重要な意味合いを持つ証拠になるのではないでしょうか。
浮気調査報告書の効力
- 浮気・不倫の事実を認めさせる
- 浮気・不倫相手と別れさせる
- 協議離婚を有利に進める
- パートナーや不倫相手に慰謝料を請求する
- 離婚調停や離婚裁判を成立させる
浮気・不倫調査は依頼者の意思によってさまざまな意味を持ちますが、特に浮気・不倫の事実を認めさせることができるという点が最大の特徴です。
調査後には、浮気・不倫相手と別れさせて夫婦生活を継続するというケースや、離婚に踏み切るケース、慰謝料を請求するケースなどがありますが、そのためには浮気・不倫の事実を捉えることが重要になります。
仮に、慰謝料の請求や離婚調停、離婚裁判などのように、法的な手段を取るような場合には、「浮気調査報告書」を証拠にして有利に展開させることが可能なのです。
浮気調査報告書の注意点
「浮気調査報告書」には注意点も存在します。
効力を発揮する浮気調査報告書とは
実績のある探偵事務所や興信所の場合には、調査期間に一度だけ浮気・不倫の現場を画像や映像に残すのではなく、複数回の現場を抑えようと試みます。
これは、より法的に有効となる浮気調査報告書を作成するためで、複数回が確認できれば、継続性のある悪質な浮気・不倫であると認めることができるからです。
仮に一度だけの報告であれば、「出来心だった」と言い逃れされてしまうようなことが考えられます。
そのため、複数回に及ぶ証拠はもちろん、映像や音声なども踏まえて、より親密な関係性があったと認められやすい報告書を作成します。
探偵事務所・興信所選びが大切
効力のある浮気調査報告書を作成してもらうためには、実績のある探偵事務所・興信所を選ぶことが大切です。
残念ながら探偵事務所・興信所の中には詐欺まがいの営業を行っており、トラブルに発展するようなケースも珍しくありません。
探偵事務所・興信所が公表している金額や事務所の規模だけにこだわるのではなく、実績や口コミなども参考にして、失敗しないようにすることが大切です。